昨年、「まるとみ」は創業50周年によるCI活動を行い、統一グループ名を「イ-ネ・グループ」に改めました。
現在我が社が目指しているクリーニングの業の在り方を考えた時には、「まるとみ」ブランドでは表現することが難しくなってきたからです。人にも地球環境にも優しい、ナチュラルなクリーニングを考えた時に相応しいブランド作りを私たちは、求めています。
これまで、多くのクリーニング業者がコストダウンの名の下に安価な溶剤や機械システムを選択する傾向が強まり、悪いクリーニングが全国にまき散らされてしまいました。そのために多くの顧客をクリーニング業界は失ってしまいました。クリーニングイコール汚いモノ、臭いモノという感覚が一般に広まってしまいました。その結果として、今日では、3500億円程度にまでクリーニング需要は減退してしまいました。
また、今後は、少子高齢化が本格的に進む中で、如何にして業績を向上させていくのかの真価が問われる時代です。
現在のこのような厳しい状況下においては、世代間格差の中における様々なニーズに応えていくことが必要です。変化にいつでも対応できる柔軟な考え方での店づくりや生産ラインの実現が必要不可欠です。
私共「まるとみ」では、他社では使用できない高級溶剤「シリコーン」を主体に安心・安全なクリーニングをお客様に提供しております。その背景には、専門性の高い設備の導入を図り、日々改善に努め、低コストで作業性を上げるための仕組みづくりがあるからです。高い素材を使っても、お客様に転嫁することがあっては、ならないと考えております。
また、店舗展開においては、実(リアル)店舗と仮想(ネット)店舗「楽クリ.ネット」の双方での相乗効果を図るべく、実店舗では、より地域に密着したきめ細かいサービス体制の確立を図り、24時間受け渡しが可能な「クリーニングATM」の併設店の多店舗化と完全独立型の無人化店舗の展開を検討しております。
さらに本年度は、これまでのクリーニングという枠に囚われない新たな提案を行って参ります。20分でクリーニングとプレス、補修などを行うテキスタイルケアの専門店の誕生です。
このように私どもでは自社の「価値」を認識して頂けるような「個性」の強化を図り、「価値の創造」を果たして行かなければならないと考えております。
そのためにも、グローバルな視点に立ち、地域との密着を高め、環境や社会福祉にも積極的に取り組んでいます。21世紀に一企業として生き残っていく為には、一企業としてのことのみを考えるだけではなく、広く世界に目を向け、会社の大小を問わずその社会的役割を担っていくものでなければならないでしょう。
今こそ「人」を原点に、信頼される「まるとみ」グループを目指し、次なる飛躍のために絶えず革新を続けて参ります。今後とも、皆様方のご支援をお願い致します。
平成26年1月16日
丸富株式会社
株式会社くじら13号
代表取締役 田村 義昭
「恕」とは、孔子の弟子の子貢が「人生において大切なことを1字で表すとすれば、それは何ですか。」の問いに対して孔子が答えた言葉として有名。この言葉を愛した著名人は多く、福沢諭吉の「福翁百話」にも「己の欲せざるところを人に施すな。古聖人の教えにして、これを恕という。」とある。
これらをつづめて言うと「相手の立場に立ってみる」 ということになる。いたわり、思いやりは、そこから出てくる。
仕事に当てはめて、その方法論で言えば、仕事の大部分は、一定の決められたマニュアルやルールに沿って動いていく。 しかし、それだけで全てが補えるものではない。 それを補うものが「恕」の精神である。 マニュアルに見当たらないとき、経験則が利かない時などの困った時に「恕」の精神が機能するのです。 全てを含み超越した精神こそが「恕」であり、これを我が社の基本精神たる「社是」とする所以です。
「挑戦」
どんな時代にも通用するためには常に前に進もうとする「挑戦精神」を持ち続けられる強い意思がなければなりません。挑戦しなければ失敗も起こらない代わりに成功も起こり得ないからです。挑戦することで、自らの能力を高めておけば、他人が困った時に助けることが出来ます。 互いに助け、助けられる関係が生まれれば、そこに「恕」の精神も生まれます。
「和協」
どんな優れた能力を持っていても道からはみ出してはいけません。はみ出るのは優秀だからではなく、単なるわがままに過ぎないからです。同じポートに乗り合わせたら掛け声をかけて一緒に漕がなければポートは進まないのです。 一人だけ人の倍だけ漕いだとしてもポートは進まず、蛇行するだけです。 皆で互いに助け合い、心を一つにし、同じ目標を持って、進んで行くことが必要です。 心を合わせることで「恕」の精神が芽生え、育まれるのです。
「信義」
約束したことは必ず実行しましょう。ここに人を信じ、信じられる関係が生まれます。 そして、礼の心、思いやりの心、すなわち「恕」の精神が生まれるのです。
1.私たちはクリーニング業を通じて世の中の衣文化発展に寄与します。
2.私たちは地域社会に根ざした企業活動を通じて地域社会の発展に貢献します。
3.私たちはクリーンで安全な設備を導入し環境保護に努め住みよい地球と豊かな社会づくりに
取り組みます。
4.お客様第一主義に基づきホスピタリティーを重んじ社会との調和ある成長を目指します。
5.変化こそ不変と捉え絶えず変化する顧客ニーズに応え顧客に喜ばれるモノやサービスを提供します。
6.自ら考え実行することを基本に個人の創造力とチームワークの強みを最大限に高める
企業風土を作ります。
Quality.
品質は、お客様に価値を認めてもらえるものでなければなりません。工場では、より良い品質でお客様に提供できるよう最高のドライクリーニング溶剤を使用し、蒸留とフィルター循環によって常に清潔で濁りのない無色透明な溶剤に保てるよう溶剤管理には万全を期しております。 また、クリーニング設備に止まらず、最良と思われる設備はアパレル使用の高価な設備も導入し、よりファッション性の高い仕上げを可能にしています。 受付面においても「品質作りは受付から」を合言葉に受け入れ時からお預かり、ご返却するまで一点一点に細心の注意を払いお客様に「安心」をご提供いたします。
Service.
心で出来るサービスを常に考え実行します。お金をいただいてお洋服をキレイにするのは当たり前のことです。 それ以外に、お客様の良きアドバイザーとなり、お客様の為になる情報提供を行います。「まるとみ」では、各種研修会を設けると共にスーパーバイザーが巡回し、適宜受付の応対方法や心構え、新しい素材やクリーニングの知識を指導しています。
Cleanliness.
清掃は全ての仕事の第一歩であり、最も大切なことの一つと考えます。お客様はお洋服をキレイにしてもらいたくて私たちのお店にやって来られます。そこが汚かったら逆に汚されたり、雑に扱われると思われてしまいます。 掃除によって磨かれた店舗は全てを映す鏡です。 「まるとみ」では全社を挙げて店舗内外の清掃活動に取り組んでいます。
Value.
付加価値を各自が持ち、各自の個性を尊重します。料金だけでお客様は動きません。 自らの付加価値を発見することは自分を見つめなおすことに繋がります。常に感謝と反省の念を持って行動することを心掛けます。「まるとみ」ではホスピタリティー(おもてなしの心)を重んじ、画一的な「心」ではなく個々人の「心」を最大限に発揮し、 お客様の信頼を得たいと考えます。
そして、このTLCを実行するために次の基本精神を守ります。
Customer's be First. | お客様を優先で! |
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Dynamic,Young,Exciting. | 大胆に、若々しく、刺激的に行動しよう! |
Right now & No Excuse Business. | すぐにやろう、仕事に遠慮は禁物だ! |
Keep Professional Attitude. | プロたる態度をいつも持とう! |
Up to you. | 君次第だ |
名称 | 丸富株式会社 |
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本社 | 大阪市西淀川区千舟3-6-19 |
TEL | 06-6473-0149 |
FAX | 06-6473-0278 |
info@o13.jp | |
URL | http://www.o13.jp |
創業 | 昭和37年7月17日 |
設立 | 平成4年1月7日 |
資本金 | 1000万円 |
決算期 | 1月(年一回) |
社員数 | 134名(パート、アルバイト含む) |
主要取引銀行 | みずほ銀行 西野田支店 三菱東京UFJ銀行 尼崎駅前支店 尼崎信用金庫 甲子園支店 |
主要取引法人 |
株式会社関西スーパーマーケット 株式会社イトーヨーカドー 株式会社ライフコーポレーション 株式会社グルメシティー 阪急阪神ビルマネジメント株式会社 ホテル大阪ベイタワー ホテル・ザ・ルーテル ホテル ユニバーサル 中央リネンサプライ株式会社 株式会社新日本ウエックス プライアント・パワーズ株式会社 アイネスヴィラノッツェ大阪 アルモニー アンブラッセ大阪 ホテルトラスティ阿倍野 |
グループ会社 | イーネクリーニング イーネクリーニング&コインランドリー まるとみクリーニング ウエルクリーニング 宅配クリーニング(楽クリ・ネット) |
昭和37年 7月 | 大阪市此花区にて創業 |
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昭和42年 1月 | 大阪市西淀川区の現在の場所に移転 |
昭和46年 2月 | 西宮甲子園に小型ユニットショップ開店 |
昭和51年 7月 | 大阪市港区に工場開設 |
平成3年 3月 | 西淀川本社工場建替え竣工 |
平成4年 1月 | 丸富株式会社設立 |
平成4年 4月 | 専務に田村が入社と同時に就任、社内改革を実施 |
平成4年 9月 | 全社に即日仕上げ&ロットシステムを導入 |
平成4年 12月 | 甲子園口にウエル・ユニット店開設 |
*パート化戦略開始 | |
平成6年 9月 | 本格的にインショップ主体の直営店展開を始める |
平成8年 10月 | 宅配便「クリーンムーバー」を導入 「地球環境キャンペーン」推進、エコバッグなどの導入 |
平成10年10月 | 阪急今津店(西宮工場店)開設 |
*パート・アルバイトの能力別賃金制度を導入 | |
平成14年10月 | コンビニ内にて全国初の無人化店舗を開設 |
平成15年10月 | インターネットホームページ開設 |
平成16年 6月 | 本社にトヨタ生産方式導入 |
平成16年 9月 | トヨタ・カスタマー・サティスファクション(TCS)研究会発足 |
平成17年 2月 | 社内にQC活動を導入 |
平成19年 2月 | 代表取締役に専務の田村が就任 |
平成19年10月 | 24時間クリーニングATM併設店を全国で初めてオープン |
平成20年2月 | 新年互礼会を開催(今後毎年定例開催) 心友会(定年者の会)発足 |
平成20年3月 | 全国で3台目となるシリコーンドライクリーニング機を導入 |
平成20年6月 | チャレンジ応募制度導入 |
平成22年8月 | 楽クリ・ネット スタート |
平成26年1月 | イーネ・グループ設立 |
取締役会長 | 荷出 富夫 (にいだし とみお) |
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出身地 | 兵庫県淡路島 |
略 歴 | 丸富株式会社創業 まるとみ有限会社創業 |
代表取締役 | 田村 義昭 (たむら よしあき) |
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出身地 | 岡山県 |
略 歴 | 同志社大学法学部卒業 第一勧業銀行(現みずほ銀行) 株式会社くじら13号(楽クリ・ネット)設立 Eene グループ設立 Eene cleaning & coin laundries 創業 Eene 20min cleaning & repairs 創業 原宿 TORICO(仮称) 創業予定 関西学院大学非常勤講師、日本消費者協会養成講座講師など歴任 |
阪急今津支店 | 西宮市津門呉羽町3-41 |
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事務センター | 西宮市甲子園口22-11-301 |